世の中は新型コロナウイルス感染症の話題で持ち切りですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

暗いニュースも多い中、外出自粛期間を楽しく過ごすためのアイデアもよく目にするようになりましたね!

スタッフiは個人的には、今までテイクアウトがなかったお店に、美味しいテイクアウトメニューが登場していることに喜んでおります(๑•̀ㅂ•́)و✧

自炊の機会が増えるにあたって、飲食店の名店や料理研究家の方がレシピを公開されたり、その他動画コンテンツの無料開放なども話題ですね。

掃除イメージ
外出自粛期間が明けたとはいえ、まだまだ家で過ごす時間が多くなりそうな2020年。思い切った断捨離や大掃除に踏み切る人も多いようです。

大掃除をするには、普段手の届きにくいところを清掃するために様々なものを移動させたり、整理しなおしたり大変な労力がかかりますよね。

お家でゆったりと時間が取れるこれまでにないこの機会に、思い切って大掃除してみませんか?

生活家電の徹底清掃をするにあたって

今回は洗濯機、冷蔵庫、電子レンジの徹底的なお掃除のやり方について、普段お店の商品を清掃しているプロがご説明します。

今からご紹介するものはどの家電の掃除にも共通して使える掃除道具ばかりなので、まず最初に手元にそろえておきましょう。

掃除道具

  • ゴム手袋
  • 浸け置き用カビハイター
  • 使い古した歯ブラシ
  • すくい網
  • 綿棒
  • 清掃用洗剤
  • チューブブラシ
  • 乾いたタオル複数枚
  • ライターオイル
  • メラミンスポンジ
  • カビキラー
  • 重曹(セスキ炭酸ソーダ)など

家に既にあるものも多いのではないでしょうか?

無いものも、近頃ではそのほとんどが100均などで手に入りますので安心してくださいね。

洗濯機の清掃

洗濯機の清掃ときいてまず頭に浮かぶのは、洗濯槽のお掃除ではないでしょうか。

今回は、洗濯槽だけではなく、取り外し可能なパーツも含め全体的に清掃する手順でお伝えしていこうと思います。

1.洗濯槽の洗浄

大掃除をする予定の前日の晩のうちに洗濯機を、水量を最大に設定してから「洗い」ボタンを押し、水をためます。

カビキラーなどのカビ取り剤を投入して一晩置いておきましょう。
※浸け置きなしで効果がある洗濯槽クリーナーであれば、もちろん大掃除の当日でOKです。

近年では洗濯槽のクリーニングモードがある機種もあるので、お使いの洗濯機でのやり方に従ってください。

翌日、洗濯槽内にためた水に汚れや水垢が大量に浮遊してる場合は、まずすくい網ですくっておきましょう。

浮遊してる汚れがあまりにも多い場合は、一度脱水してからもう一度洗いを押して洗浄しておきましょう

2.取り外せる各部品を掃除する

機種によって異なりますが、主には洗剤投入ケース、糸くずフィルター、排気フィルター、排水ホースなどは取り外して丸洗いすることが可能です。

つまんで取れるような大きな汚れは先に取り払ってから、使い古した歯ブラシと清掃用洗剤を使って擦り落としていきましょう。

洗剤を使ううえに最後には水で丸洗いするので、お風呂場で行うのがベストです。

洗濯機1
この写真のように取り外せる洗剤投入ケースもあれば、洗濯槽の上部で洗濯槽自体と一体化しているものもあります。

フィルター類は古いものだと破れやすくなっているので、優しく擦ってください。

また、糸くずフィルターにはカビじみなど、通常の洗剤で落ちない汚れがついてる場合があります。カビキラーをかけて浸け置いて漂白すると、たいていの汚れはすっかり綺麗になります。

そして、特に汚れがたまりやすいのが排水ホースです。

排水ホース
ホース内に洗剤を噴射してからチューブブラシを挿し込んで小刻みに擦ります。

ホースの入り口や、外側の蛇腹にたまった汚れなどは歯ブラシを使うとかき出しやすいでしょう。

また、機種によっては自力では取り外せないタイプの排水ホースもあるので、注意が必要です。

3.洗濯機の内部

ほとんど室内に設置されていることが多いと思うので、水をかけて丸洗いという訳にはいかないでしょう。

洗濯槽へ向けて流し落とせない部分の掃除は、霧吹きを使ってぼとぼとにならない程度に濡らしながら進めることが可能です。
洗濯機2
蓋の裏側、折りたたみ式の蓋であれば折りたたみ部分などは、水を含ませた綿棒や歯ブラシを使って細かい部分を掃除しましょう。

落ちにくい汚れはメラミンスポンジやライターオイルを含ませたタオルを使うと落としやすいです。

また、洗濯槽のふちや、洗剤投入口や糸くずフィルターを取り付ける部分汚れが特にたまりやすくなっています。
洗濯機3
掃除する前に洗濯槽に1/3ほど水をためておくと、その水を使いながら掃除できます。

4.洗濯機の外装部分

外置きでもない限り酷い汚れがつくことは考えにくいので、洗剤で落とせる汚れが大半です。

落ちにくい汚れに関しては、メラミンスポンジやライターオイルを染み込ませたタオルで優しくこすって落としましょう。

ただし、同じ箇所を強くこすり続けると塗装が剥がれてしまうので注意が必要です。

冷蔵庫の清掃

汚れを落とすための家電である洗濯機と違い、食べ物を保存しておくだけの冷蔵庫。あまり汚れないと思われがちですが、食材の小さなカスなどが溜まりやすいです。

作り置きしたおかずや調味料の瓶から液垂れしたり、落ちにくい油汚れが流れて端のほうでこびりついてるなんてことも。

大掃除のために冷蔵庫の中の食材をすべて使い切るのは難しいかもしれませんので、できうる範囲でしっかり清掃していきましょう。

1.パーツを外す

冷蔵庫1
棚板、ドアポケットのパーツなどは取り外して丸洗いすることができます

一見綺麗に見えても、パーツをはめ込む溝に埃や食材のカスが詰まっている場合があるので、一度取り外して確認してみましょう。

なお、冷凍庫や野菜室などはスライド式になっています。
冷蔵庫2
扉自体を外すことができますので、食材の保存の心配などなく徹底清掃したい方は一旦すべて外してしまうことをおすすめします。この場合、ドアが開けっ放しの状態となりますので、コンセントを抜いて電源は切っておきましょう

油汚れなどの落としにくい汚れは洗剤を使うので、水で洗い流せるようにお風呂で掃除すると良いでしょう。

洗剤と通常のスポンジでたいていの汚れは落とすことが出来ますが、それでも落ちない汚れはメラミンスポンジを使いましょう。

ただし、プラスチックのドアポケットパーツなどは、こすりすぎると細かい擦り傷が目立ち白っぽくなってしまいますので注意が必要です。

そして、冷蔵室や冷凍室どちらにおいても忘れずチェックしておきたいのがパッキンの溝の部分です。
パッキン
食材、埃が溜まりやすいだけでなく冷蔵庫内が綺麗な場合でも、水分がたまってパッキンだけカビが発生しているケースは珍しくありません。洗剤と歯ブラシを使って汚れをかきだしましょう。

どうしても頑固なカビ汚れがある場合は、カビキラーを少量塗布して時間を置くと落とせる場合もあります。

ここで注意しなくてはならないのは、洗い終えたパーツをしっかり乾かしておくことです。湿気をおびたまま冷蔵庫へ戻せば、またカビの原因となってしまいます

2.冷蔵庫内部

リサイクルショップでは、倉庫などでホースで水を掛けて流し洗いできますが、一般家庭では冷蔵庫を移動させることも容易ではないですよね。

頑固な汚れを落とすにはどうしても洗剤が必要なので、以下の手順で出来うる範囲で清掃していきましょう。

  • 洗剤をふくませたスポンジで汚れを落とす。
  • 乾いたタオルで洗剤を拭き取る。
  • 水で湿らせたタオルで全体を拭く。
  • 乾いたタオルで水気を拭き取る。

洗剤をたっぷりと使った場合は、水で湿らせたタオルで拭く→乾いたタオルで拭き取る、を繰り返してヌルつきと水分をしっかり拭き取りましょう。

3.冷蔵庫外部

冷蔵庫を置いている位置によっては、調理中にハネた油で側面がドロドロに汚れているなんてことも。冷蔵庫内部と同じように、洗剤を使って汚れを落とし、拭き上げて清掃します。

また、過去に貼ったシールを剥がしたい場合はライターオイルをタオルに染み込ませ、シール部分にしみこませて柔らかくしながらこそげ落とすのが良いでしょう。

ただし、黒・シルバー・ブラウンなど、白以外の塗装になっている冷蔵庫は、メラミンスポンジやライターオイルを用いて擦り過ぎると細かい擦り傷が目立ち、白っぽくなってしまうので注意が必要です。

冷蔵庫の外部を清掃する上で注意が必要なのが、背面にあるコンプレッサー部分です。
冷蔵庫背面
拭き掃除をする分には問題ありませんが、冷蔵庫に直接水をかけられる環境でも、コンプレッサー部分には絶対水をかけないようにしましょう。コンプレッサーは冷蔵庫の心臓となる部分なので、水をかけ回路をショートさせてしまうと即座に壊れてしまう場合があります。

また、コンプレッサーの上には水受けのトレイがついています。全ての清掃を終えてから、最後に水受けトレイを取り外して汚れを落とすと、コンプレッサー部分に水滴が垂れることもありません。

電子レンジの清掃

レンジで温めるイメージ
レンジ内にこびりついている汚れは大まかに2種類です。

熱されてハネる油汚れの他、加熱したときに食べ物から蒸発する水蒸気。こちらは一見ただの水蒸気に見えますが、水蒸気の中には汚れの原因となる食べ物の調味料の成分などが含まれているため、汚れが電子レンジ内全体に行き渡ってしまっています

この2種の汚れは性質が異なるので、違ったアプローチで汚れを落とさなくてはなりません。

1.油汚れ

こちらは食べ物から油と共に飛散したたんぱく質なども含め、酸性の汚れとなっています。そのため、アルカリ性である重曹やセスキ炭酸ソーダ系のクリーナーを使えば汚れを中和して落とすことができます。
セスキ水

  • コップ1杯程度の水に大して大さじ1〜2杯の重曹か、もしくはセスキ炭酸ソーダを混ぜ、レンジで3〜5分ほどラップなしで加熱します。
  • 加熱し終えてからも扉はあけず、そのまま20分ほど放置します。

 

こうして、水蒸気に含まれる重曹などのアルカリ性成分が汚れをふやかして落としやすくしてくれます

2.水蒸気による水垢汚れ

こちらは水垢の他、レンジ内のベタつきや魚の匂いも含みますがアルカリ性の汚れとなっています。

ですので、酸性であるレモン水やお酢、クエン酸などを使えば汚れを中和して落とすことが出来ます。
レモン

  • 200ml程度の水を耐熱容器にいれ、その中にレモンを丸々一つ絞り、絞り終えたレモンもその水にいれ、ラップなしで3分加熱します。
  • 加熱し終えてからも扉を明けず、15分ほど放置して蒸らします。


以上の方法で汚れをしっかり浮かせてから、しっかり内部を拭き取りましょう

汚れが酷い場合は、上記で使用した重曹入りの水やレモン水をそのままキッチンペーパーや布に含ませ軽く絞ってから汚れを拭ってみるのも効果的です。

レンジ内部は汚れが残っていると、掃除を終えてまた食べ物を加熱したときに発生する水蒸気にまざって、残った汚れが食べ物に落ちてきてしまいます

ですので、霧吹きを使って水分を再度与え、何回かに分けて汚れをしっかり流し落として拭き上げましょう。この時、汚れを含んだ水分はどんどん下へ流れ溜まっていきますので、上→横→下の順に拭き取っていくと無駄がありません。

いずれにせよ、最後にはしっかり水分を拭き取って終えることが大切です。

3.レンジの外部

レンジ外部の掃除
レンジの外部の掃除については、冷蔵庫の外部の清掃と同じように行ってください。

水を流しかけて掃除する訳にはいかないので、洗剤をふくませたスポンジや布で汚れを落としてから、濡らしたタオルで拭き取る乾いたタオルで拭き取る、を繰り返し、どうしても落ちない汚れはメラミンスポンジを使うのも良いでしょう。

最後に

いかがでしたか?

細かく一度にたくさんお伝えしてしまったので分かりにくいところもあるかもしれませんが、ほとんど家にあるものか100均で揃うもので行うことが出来ることがお分かりいただけたでしょうか。

毎回すべての工程を完了できなくても、やりやすい部分だけ少しずつやっておくのも良いでしょう。

このような家電の大掃除をするかしないかは、家電の寿命に直結してきます。

また、定期的なお手入れをしておけば、買取査定に出す機会があった場合の事前清掃も楽になり、状態が良ければ買取金額アップにつながることも!

ぜひお試しください!